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STORY

STORY 03 | 地域とヒト

“エンニチFUNDING”で集まったのは情熱と優しさ。
飲食業界と地域に“元気を灯す”ストーリー

ぶどうの樹

「夏休みを利用して旅行」「みんなでビアガーデン」・・・。
当たり前のように迎えたであろう2020年夏、今年はすべてが違っていました。
コロナ禍の自粛要請で窮地に立たされた福岡の飲食店と、なじみのお店に行きたくても行けないお客さま。

自粛要請を受けていた頃の福岡の様子
※自粛要請を受けていた頃の福岡の様子

そんな二者を結びつけたのが「飲食店応援ENERGY UP!プロジェクト」第1弾。このプロジェクトを立ち上げた「西部ガス×FFG」と応援を受けた飲食店の1つである「ぶどうの樹カンパニー」の“ストーリー”について聞いてきました。

ともに地域を支えている企業同士だから出来ること
~企画者たちのストーリー~

「『飲食店応援ENERGY UP!プロジェクト』の実施は、毎年秋に西部ガスが開催しているイベントの中止がキッカケでした。この環境下で、集客イベントの開催は難しいとの苦渋の判断をしました。イベント以外でガスユーザーのみなさまのために何か出来ることはないかと思案していた頃、飲食店がコロナ禍で来店客が減り苦しんでいることを知りました。ガスユーザーでもある飲食店を何とか支援したいとの想いが芽生えました。」と語ってくれたのは、西部ガスの土居さん。

西部ガス 営業本部 福岡都市開発部業用開発グループ マネージャー 土居さん
西部ガス 営業本部 福岡都市開発部
業用開発グループ マネージャー 土居さん

飲食店支援のための“ある方法”

飲食店を支援したい。だが、どのような方法があるか・・・と模索していた頃、同じく地域を支えている金融機関のふくおかフィナンシャルグループ(以下、FFG)の荻さんからエンニチFUNDING(FFGのグループであるiBankマーケティングが運営するクラウドファンディング)」の提案があったのです。

iBankマーケティングの荻さん
本企画のクラウドファンディングを立ち上げた
iBankマーケティングの荻さん

この仕組みを使えば、飲食店を支援出来るかもしれない。ここに西部ガス×FFGがタッグを組んだ「飲食店応援ENERGY UP!プロジェクト」が誕生したのです。西部ガスの今まで築いてきた“信頼”と飲食店を想う『熱いエネルギー』が伝わり、約400軒の飲食店が参加する一大プロジェクトへと成長していきました。

西部ガス×FFGで「楽しむ」クラウドファンディングを共に創るスキーム図

西部ガス×FFGで「楽しむ」クラウドファンディングを共に創る

「この企画は、ただ単にコロナ禍の飲食店支援というものだけにしたくなかったんです。応援してくださるお客さまも楽しめて明るい企画にしたい。笑顔で参加したくなるようにしたいと思いました。」熱く語ってくれたのは、西部ガスの武藤さん。そのための仕掛けとして、1口5,000円支援すると6,000円分が手に入るという“1,000円分お得になる”プレミアム付チケットを企画しました。「ランチなら1食分がタダになるか、普段は遠慮してしまうワンランク上の贅沢が出来て楽しく食事が出来ますよね。」

西部ガス 営業本部 福岡都市開発部 業用開発グループリーダー 係長 武藤さん
西部ガス 営業本部 福岡都市開発部 業用開発グループ
リーダー 係長 武藤さん

このプレミアム分は、企画者である西部ガスとFFGが協賛金として支援しています。コロナ禍で大変な飲食店を支援したいという『地域への想い』がカタチとなったものです。開催時期であった7月末までに目標額として設定していた500万円を大幅に上回る2,000万円(達成率400%)の応援を集めることが出来ました。

クラウドファンディング

お客さまのために、そして地元農家のために
~プロジェクト参加者のストーリー~

ぶどうの樹カンパニー

今回飲食店として取り上げる「ぶどうの樹カンパニー」は、福岡県内をはじめ各地でレストランや結婚式場、最近話題のグランピングなどの宿泊施設運営など様々なサービスを展開しています。 以前より農業の六次化を推進しており、地域活性化に積極的な取り組みをしています。

そんな当社も、新型コロナウイルスの影響を受け、店舗のほとんどが営業自粛や時間短縮を余儀なくされます。

ごちそうダイニング ななつの花

「地産地消」をテーマに健康的な自然派料理を味わえる「ごちそうダイニング ななつの花」もその店舗の一つ。地元の農業の活性化にも貢献しているお店だからこそ、コロナの影響を農家も受けていることは誰よりも近くで実感していました。
「『飲食店応援ENERGY UP!プロジェクト』への参加を決めたのも、私たちだけではなく、地元農家への私なりの応援に繋がるのではないかと思ったからです。ガス供給で事業を支えてくださっている西部ガスさんからご提案頂き、福岡市内で展開する各店とともに参加することにしました。」と語るのは、ぶどうの樹カンパニーの森田さん。「このプロジェクトを通じて“農家も応援したい”。」相手を想うもう1つの“ストーリー”がここにありました。

左から、西部ガス 営業本部 福岡都市開発部 業用開発グループ主任 牧村さんと
グラノ24K 常務執行役員 ぶどうの樹カンパニー 森田さん
左から、西部ガス 営業本部 福岡都市開発部 業用開発
グループ主任 牧村さんと
グラノ24K 常務執行役員 ぶどうの樹カンパニー 森田さん

頂いたメッセージに応えるべく、地元のおいしいを届ける

この企画のプレミアム付チケットと並んでもう1つの仕掛けが“支援する飲食店へメッセージを添えられる”ことです。「支援とともに寄せられる『また食べに来たいです!』『営業再開待っています!』のメッセージが一番励みになりましたね。このメッセージがスタッフ一同のやる気に繋がりました。」と話す森田さんからは、お客さまの笑顔のために、“福岡のおいしいを届けたい”という想いが溢れていました。

ぶどうの樹カンパニー 森田さん

新様式での新たな一歩へ

今では当たり前の検温、手指消毒の徹底などのガイドラインをいち早く導入し、大皿のビュッフェスタイルから一人ずつ取り分けられた小皿で提供するスタイルに変更するなど、最大限の感染対策を講じた上で、営業再開へと踏み出しています。

大皿のビュッフェスタイル 小皿で提供するスタイル

想いをバトンのように繋ぐFFG

「飲食店を応援し地域を支えたい!」という西部ガスの想い
「今まで支えてくれた農家を支えたい」というぶどうの樹カンパニーの想い
「いつかまたあの店に行きたい」というお客さまの想い
これらの想いを、エンニチFUNDINGの「飲食店応援ENERGY UP!プロジェクト」で繋ぐことが出来ました。

プレミアムチケット

エンニチFUNDINGは、2019年11月に「地域の魅力的なモノ・コトにスポットライトを当て、地域をつなぐ場をご提供すること」を目的にスタートしています。今回の支援にとどまらず、様々な地域課題をFFGは解決に向けて支援してまいります。

エンニチFUNDING
エンニチFUNDINGはふくおかフィナンシャルグループの
グループ企業である
iBankマーケティング株式会社が運営するクラウドファンディングです

※新型コロナウイルス感染症対策に配慮して取材・撮影を実施しています。