福岡銀行 ストラクチャードファイナンス部

正木 健太郎 ストラクチャードファイナンス業務
正木 健太郎

「地元九州や日本の発展に貢献したい」という思いを胸に。

正木 健太郎

メガバンクに約14年勤務しましたが、その時代は、モスクワ・シンガポール・香港に計7年間駐在しました。オフィスには各国から専門性の高い多様な人材が集まっており、文化的背景の異なる仲間と一緒に案件を組成する難しさや楽しさを日々感じていました。そうした仕事のパートナーたちと一緒に、またプロジェクト国の支店の同僚とも心を通わせつつ、苦労しながら案件を成約できた際は、喜びも格別でした。ただ、そうした仲間たちが出身地域の発展のために、経験を活かし仕事で貢献する様子を間近で見ているうちに、私もこれまでの経験を社会に還元したい、地元九州や日本の発展に寄与したいという思いが募ってきました。
そうした中、縁あって、福岡銀行ストラクチャードファイナンス部の仕事のお話を聞く機会があり、ここなら私の経験を活かして地元九州や日本の未来に役立つ面白いことができそうだと思い、福岡銀行への入行を志望しました。

再エネルギープロジェクトなどにチームを率いて取り組む。

大きなミッションは、「地方銀行版投資銀行業務の実現」です。業務としては(1)産業調査・企業分析・企業の成長戦略立案、(2)M&Aアドバイザリー・事業承継、(3)ストラクチャードファイナンスに大別されます。
私がリーダを務めるプロジェクトファイナンスチームは、「ストラクチャードファイナンス」に取り組んでおり、たとえば「太陽光・風力・バイオマス等の再エネルギープロジェクト」や「PFI向けファイナンスの推進」、「業界調査」などを行っています。業務では他チームとも連携し、各案件を2~3名で担当。担当者は、行内協議・契約書調印・貸出実行に向けた作業にあたります。チームリーダーとしての私の役割は、案件成約に向け関連各部との調整や事業者・他行との交渉等で後輩をサポートすること。併せて、将来の再エネ市場に当行がどう貢献できるかを、チームのビジョンとして描いています。

関係者一丸となってプロジェクトをやり遂げる達成感がある。

正木 健太郎

仕事のやりがいは、社会的意義が大きいPFI案件や、日本の将来のエネルギー政策にも繋がる再エネルギー(再エネ)プロジェクトに、事業者や他の金融機関と協力しながら取り組んでいくところです。立場の違いを乗り越え、プロジェクト関係者で一丸となって課題に取り組み、妥協点を見出しながら、契約書調印・貸出実行に至ったときは、ようやく辿り着いたという達成感を覚えます。さらに、案件がクロージングとなった後、「次のプロジェクトでも一緒にやりましょう」と、業者の方々から温かいお言葉を頂いたときも嬉しさを感じるときです。「当行を信頼頂けた」と、チームの全員で喜びを噛みしめています。
私自身のモットーは、「正しく・強く・朗らかに、急かず・弛まず・楽に働け」。銀行員としては、一緒に働く仲間やお客様から信頼を得るため誠実・丁寧に相手と向き合い、相手の意向を汲んだ上で、相手の期待を超える・驚きを与えるものを提供できるように心がけています。

経験や知見のさらなる還元と働きやすい組織づくりを目指して。

正木 健太郎

プロジェクトファイナンスチームでは、再エネ事業者の拠点が多い東京に駐在員を置き、事業者との関係強化を図ってきました。また、各地域の地方銀行やメガバンクと協働しながら、各地の再エネ案件にも携わってきました。今後は、積み上げてきた経験や知見を、地元九州の事業者や地域のプロジェクトに、もっと還元していきたいと考えています。再エネ事業は、世論や国の政策にも左右されるため先を見通すことが難しい面もありますが、再エネ事業の将来を事業者と二人三脚で考えて、エッジの効いた提案ができるようになりたいですね。
リーダーとして目指すのは、チームメンバーが楽しく仕事ができる組織づくり。ですから、仕事術やマネジメント術について様々な人の意見を聞いたり、本を読んだりして身に付け、業務改善に役立てたいです。業界紙や各種レポートを読み込み、さらには国内事業者・外資系事業者との情報交換を通して最新の業界動向を把握し、専門知識を深められればと思っています。

馴染みやすい雰囲気があり、行員の懐の深さを感じる職場。

正木 健太郎

ストラクチャードファイナンス部は、私のような外部からの転職者や外部出向経験者(メガバンク・事業会社等)が多いこともあってか、人に対して大らかで誰もが馴染みやすい雰囲気があります。そればかりか、他の部も含めて、福岡銀行には転職者をあたたかく受け入れる懐の深さを感じます。それから以前、コロナ禍の働き方として、案件の進め方や顧客交渉の方向性を部長席・上席者と相談した際にも、WEB会議を積極的に活用するなど、柔軟な対応をする組織であることを実感しました。
行内全体の雰囲気としては、当行で初めてのチャレンジとなる取引に対しても、外部の専門家や他行からの情報をベースに課題を洗い出し、対応策を相談すれば前向きに検討する空気感があり、積極性のある企業風土が感じられます。また、そうした取り組みに応えられる高い専門性を持った行員がいることを、様々な業務を通じて心強く思っています。

職歴

正木 健太郎

大手都市銀行(2005年4月~)

  • 法人営業部:上場企業等事業会社向け融資業務
  • 投資銀行部門:国内・海外ファイナンス、デリバティブ推進業務
  • 海外投資銀行部門(香港・シンガポール):海外ファイナンス、証券化ビジネス推進業務

刺激的な仕事とプライベートのバランスが取れた毎日。

私自身、銀行業界からの転職なので、前職と当行との間にある「行内ルールや考え方の違い」を知るたびに新鮮な驚きがありました。一番の驚きは行内で博多弁が用いられていて、地元のお客さまとの電話でも博多弁で話している人が多いことです。多岐に亘る銀行業務は部署ごとに雰囲気も異なると思いますが、当行にはアットホームな雰囲気を持った人が多いので、キャリア採用の方も働きやすいと思います。ストラクチャードファイナンス部においては、いろいろなバックグランドを持った仲間と共に、地方銀行版投資銀行業務の実現に向けて歩んで行けば、組織としての専門性や多様性も深まり、より充実度の高い挑戦ができるはずです。
転職に伴い地元の福岡に戻ってきたことも手伝って、今、生活面では九州の美味しい海の幸・山の幸を堪能する楽しい生活を送っています。仕事はやりがいも大きく刺激的な日々を送っているので、プライベートとちょうど良いバランスが取れています。
正木 健太郎