FFG DX推進本部

田原 卓弥 データサイエンティスト
田原 卓弥

データサイエンティストとして挑む、他社・他業界での活躍。

田原 卓弥

前職の流通小売企業では、データサイエンティストとして現場の業務課題改善をテクノロジーで支援する業務に携わっていました。社内のデータサイエンスチームの一員として、たとえば「商品の自動発注に向けた需要予測モデル構築」などに取り組んできましたが、そうした仕事で培った知識・経験・技術を、他社・他業界でも発揮できるどうか挑戦してみたいと思い、転職を決意しました。
FFGを志望した理由は、そのブランド力を基盤に持ちながらも新規事業に携われるからです。また、様々なサービスからなるビッグデータを有しているため、データサイエンスの価値を十分に発揮できる環境があることも魅力でした。さらには、現職のリアルなデジタル化を見据えた戦略立案の経験を、FFGが進めるDX領域に活かすことができると考えたことも志望の大きな要因になりました。

新事業創出・既存事業変革のためのプロジェクトマネジメント。

DX推進本部は、新事業創出・既存事業の変革をグリップし、所管部署を含めた組織横断的にプロジェクトを企画・推進しています。私も企画・推進に携わっていますが、そこではデータサイエンティストというよりも、今まで培った知識経験を総動員させた「プロジェクトマネジメント」を担当しています。
新規事業創出の大きな流れは、いわゆる「デザイン思考」で進めており、サービスの事業化に向けたプロダクト開発フェーズでは、アジャイル開発を導入したシステム内製化組織が開発を担うことで、顧客ニーズに沿ったサービス開発が行われています。私はそこで、プロダクトオーナーとしてプロダクトの方向性やタスクの優先順位を決定するといった仕事にあたっています。

やりがいは、「数字」を変えて会社の発展に貢献できること。

田原 卓弥

新事業創出の企画・推進だけでなく、データサイエンティストとしてデータ分析案件にも携わっています。データサイエンティストは、実務においてはビジネス上の課題を発見し、解決するための意思決定に貢献することがミッションです。会社の「数字」を変えて発展や改善に貢献できる仕事なので、そこにやりがいを感じます。また、経営者の方々と直接話せる機会も多く、経営課題をヒアリングして提案できる立場にいることも働き甲斐を大きくしています。
大切にしているのは、現場理解や期待値調整のための社員とのコミュニケーション。プロジェクトでは、データ分析以外の重要な作業として、他のメンバーとのやり取りによって現場の状況や課題感の理解を深めながら、解決方法や分析を計画・実行していきます。データ分析案件の価値をより高めるためにも、社員とコミュニケーションを取ってリレーションシップを構築しつつ理解に努め、データを活用した課題発見につなげることを目指しています。

技術を磨き、ビジネスの経験を積んで高いレベルへの成長を。

田原 卓弥

当然、これからもデータサイエンティストとして多様な仕事に関わることを考えています。しかし、私はデータサイエンティストとしてはまだまだ未熟です。ですから、さらに上のレベルへの成長を目指してデータ関係の技術を磨き、あわせてビジネスの経験をしっかり積み上げていきたいと思っています。そして地域金融機関で働く環境を活かし、データサイエンティストとして地場企業の皆さまの本業を支援したいと意を新たにしています。
個人としては、業務に関連する分野の統計学と経営学をじっくりと学び、今後に役立てたいです。

働きやすい環境と周囲の親身なサポートによって毎日が充実。

田原 卓弥

キャリア採用者である私自身、働きやすい環境を実感しています。行内の分からないことはプロパー行員の方々がサポートしてくださるので、問題はありません。たとえキャリア採用者であっても、しっかり業務に入り込めるはずです。また私は、子どもがまだ小さいこともあって、急病の際には業務を抜けなければならないことも少なからずあります。そんなときにも周りの方々が支障のないようにフォローしてくださるのでとても助かっています。
FFG専門職人事制度には、副業制度があることも嬉しいですね。私は今、この制度を利用して機械学習の講師を務めています。もともと人に教えることが好きなので、講師という立場で人に教えるという行為が自分自身のスキルアップにも結びついています。もちろん労働環境自体もきっちり整備されているので、毎日がとても充実しています。

職歴

田原 卓弥

流通小売業(2014年4月~)

  • 店舗システム部
    システム開発を専門とするグループ会社にて勤務
    プロジェクトマネージャーとして国内外のマネジメント、スクラム開発手法を導入し、新規システムを構築。
  • データサイエンスチーム
    商品の自動発注に向けた需要予測モデル構築。

壁があっても、キャリアを活かして乗り越えていく喜びがある。

金融業界は、他業界と比較して独特の重みがある業界ですが、FFGはその重みの中で変革に向けて積極的に動いています。私が所属しているDX推進本部においても、新事業創出のプロセスが整備されていることやキャリア採用者が活躍できる場があるところから、その変革における積極性を感じ取れます。ただ、今まさに変えようとしている最中なので、壁にぶつかることも多々あります。
しかし、そこがまた、やりがいのあるところ。今まで培ったキャリアを活かして、その壁を乗り越えていく喜びがあります。データサイエンスの技術的な部分だけを仕事として望まれる方よりも、データサイエンスの社会実装に興味がある方には、より満足感が感じられるとても面白い環境だと思います。
田原 卓弥